第一弾の『AI化未来に生き残れない子を育てないためのこれからの教育とは』、第二弾の『障がいを持つ子の性に関する問題をみんなで考え支援する』をテーマにした講演会に続き、今回は集大成の第三弾として『パンツを脱いじゃう子どもたち-発達と放課後の性』(2021年・中公新書ラクレ 745) の著者であり、ホワイトハンズ代表の坂爪 真吾氏をお招きして黒崎市民会館でシンポジウムを開催いたしました。
「障がいを持つ子の性に関する問題は個人(私だけ)の問題ではなく社会(みんな)の問題として考える」「性的な自立が社会的自立につながる」「放デイでのアンケート調査」「障がい者の性の問題は、実は支援者(保護者、職員、ボランティア等)の性の問題である」など、ここには書ききれないですが、とてもためになるお話がたくさん聞けました。(講演会資料はそらとぶしっぽHPよりダウンロード可能です)
ご来場者には当施設利用児童の保護者様、保育士、他放課後等デイサービス職員、訪問看護師など幅広い分野の方が参加してくださいました。
参加者の皆様にはアンケートにもご協力いただきました。「今回のシンポジウムに参加して、今後の性教育には変化が必要だと感じましたか?」の質問に対しては、アンケートにお答えいただいた方全員が「必要だと感じた」との結果になりました。
ホワイエには「ホワイトハンズ」「CAP・にいがた」「身寄りなし問題研究会」「LGBTQここラテにいがた」「Colorful map」「NPO法人適正育成ラボ ふわっち」「NPO法人がばじこ」「自由塾IKINUKI」「そらとぶしっぽ」の9団体のブースも並び、それぞれの交流の場となっていました。
今後は、第一弾の講演会から第三弾のシンポジウムまでの内容を踏まえ、坂爪真吾氏監修の下「発達障がい」「性教育」についてのフリー冊子を作成する予定です。
今回のシンポジウムは公益財団法人 倶進会の助成事業の一環として開催致しました。
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